46歳からコーストFIREを目指すブログ

コーストFIREを目指ながら実現したり、考えたりしたことなどを綴りつつ「ゆかいに」はたらくことを模索していくブログ

46歳の社内SEが転職した感想

結論から言うと、わたくしKajinoが転職した会社で46歳での転職者は普通であった。

なぜなら50歳過ぎでも普通に転職者を受け入れる環境だったからだ。どうもやら業界的な特徴として、ある程度の年齢がいっても転職する文化らしい。

業界としてトップランナー企業はハードで高給だが、中堅どころ(当社)はワークライフバランスに優れて待遇もそこそこであると。ちょっと疲れたりペースを落としたいとなったトップランナー企業の人たちが、ある程度の年齢になって中堅に流れる構造のようである。

実際、Kajinoのボスも50を過ぎてから転職していた。前任者が定年退職するにあたっての中途採用ということのようだ。

 

そんな会社であるから、中途社員の受け入れには非常に慣れていて手厚い。

教育研修のコンテンツは揃っているし、業務説明の時間もしっかりと確保してくれている。

いきなり業務をやり始めることはなく、まず会社に慣れる期間が設定されており、業務を覚えることを急かされることもない。

具体的な内容は避けるが、法定有給が付与されるまでの期間においても、特別な有給が付与されて休めるようになっている。これは非常にありがたい。前職ではきっかり6ヶ月間は1日も休暇がなかった。

 

残念な点としては、Kajinoのボスが在宅勤務をあまり好きではないらしく、部署として在宅勤務をあまり推奨していないことである。

これについては、これからの仕事の進め方っぷり(信頼度)でなんとかなるだろう。

会社としてはフル在宅勤務の人もいるようであるから楽観的に考えることにする。

 

今のところ、環境的にも人間的にも業務的にもストレスはない。ここで最後の会社員生活を過ごしつつ、コーストFIREを目指すことになりそうだ。

管理職にならないエンジニアの末路

無事に転職が決まってボケっと過ごしている私Kajinoだが、前職の取引先の人から飲みのお誘い(あくまで個人的なもの)があり、ホイホイと参加したのである。

てっきり「お前の元上司とどうやって付き合っていけばいい?」という類の話になると思っており、確かにそういった話題もあったのだが、趣旨としては「40を過ぎてあっさり会社を辞めるなんて、エンジニアとしてのキャリアをどう考えているのか話しなさい」との仰せだった。

とはいえ、その取引先の人などは50後半で転職しているのだから、正に、お前が言うな、なのだが、お話し聞く限りどうやら望んだ転職ではなく肩を叩かれたとのこと。

はぁー、そういったことは実際あるのだなと。その方は一流大学を卒業し一流大企業でずっと活躍されており、客観的には人が羨むようなキャリアなのである。ただし管理職はやらずにエンジニア一筋。実力も相まって好き勝手に仕事できる立場になったは良いものの、上司との折り合いはあまり良くなく、結果として肩を叩かれることになったと。

仕事をご一緒していて技術的な面での実力は疑いようもない。会社としても管理職にならないキャリアは用意されていた。それだけ聞けば肩を叩かれる要素はないと思えるのだが、結局のところ日本の会社というところは専門職のキャリアパスを用意しているとはいっても、実のところ管理職をやらない人は扱いづらい範疇に入るし、現場レベルでいくら優秀でも上司と折り合いが悪ければ(会社の人員整理の方針次第では)肩叩きの憂き目にあうということらしいのだ。

その方は次が決まらないまま会社を辞め、年齢的なこともあって苦戦しながらも、結果としては前職と同じがそれ以上の規模・収入の転職に成功している。しかも今は自分の好きなプロジェクトに注力できる環境も用意され、再雇用という立場ながらも最前線で仕事ができている。それはそれで良かったということなのだが、普通の人ではそんな転身は無理だろう。

Kajinoは前職では一応、管理職をやっており、次の会社でも相応の立場を担うことが求められるのは間違いない。仮に多少の技術を持っていても管理職にならない選択をすることは、生殺与奪権を人事権を持つ管理職に握られることでもある。コーストFIREを目指す身としては、いつ辞めても良い気持ちで仕事に臨むわけだが、強制退場させられるのは望ましくない。会社のお役に立って必要な人間と認識されるためには管理職として組織運営をやっていった方が息の長い活躍ができるのだと思うのであった。