46歳からコーストFIREを目指すブログ

コーストFIREを目指ながら実現したり、考えたりしたことなどを綴りつつ「ゆかいに」はたらくことを模索していくブログ

「まだまだ仕事を引退できない人のための50代からのキャリア戦略」という本を読んで考えたこと

着々と転職準備をしているKajinoですが「まだまだ仕事を引退できない人のための50代からのキャリア戦略」という本を読んだ。

www.shoeisha.co.jp

内容を簡単に要約する。

  • 50代からの転職は難しい。お金が必要なら会社にしがみつくのも手。
  • 銀行口座に8桁の金額がある人は読まなくていい。

身も蓋も無い。

給与も右肩上がりで貯蓄もしてこなかった人たちが「会社辞めたい!」と思って何か新しいことや、やりたい事をやろうという気持ちはわかるが、慎重に行動しないと後悔するぞ!と具体的(失敗)事例を踏まえて警告している内容。

そもそも50代(40代でもいいが)から一面発起して会社を辞めてなにかしようとしても失敗する可能性が高い。にもかかわらず、インターネットで検索して出てくる具体的事例は成功例ばかりで、失敗事例はあまり出てこない。成功事例はレアだから耳目を集めるが、失敗事例は見向きもされないのだろう。そういう意味では貴重な本である。

この本でも成功事例は紹介されているが、その事例は「失敗したが若いうちに海外へ出てなんとかなった」という内容だから、この本のターゲット世代(40代後半から50代)が同じことをしようとしても遅すぎるし無理なのである。

Kajinoが考えるに、40代を超えてからの一面発起(転職含む)は「具体的にこういうことがしたい」を優先しがちである。逆に、休日の確保や働く場所といった環境面を妥協するというか、目をつぶってしまうことも多いかと思う。厳しい環境でやってきた経験があると余計そうである。Kajinoはこのあたりを軽く考えて転職して後悔した。やりたい仕事でも環境が整っていないのはKajinoはダメであった。

最後に、銀行口座に8桁で「読まなくていい」はないだろう。9桁あればよいが。