46歳からコーストFIREを目指すブログ

コーストFIREを目指ながら実現したり、考えたりしたことなどを綴りつつ「ゆかいに」はたらくことを模索していくブログ

ミドルエイジのジレンマ: 会社との葛藤

「50歳からの逆転キャリア戦略」という本を読んだ。会社でのキャリアに行き詰まりを感じたミドルに向けた本であり、まあ、あるかなぁという感じの内容である。

簡単にまとめると、

  • 40代後半から50代にかけて多くの人はミドルエイジ・クライシスに陥る。
  • その状態で安直に転職するのはよくない。
  • しかしながら安定したポジションに居るだけでは幸せになれない。
  • もっと外の世界に目をむけるべし。

この「ミドルエイジ・クライシス」という言葉だが、「中年の憂鬱」と言われ、80%程度の人が陥る現象のようであり、人生の後半性を意識するようになったミドルエイジが、このまま人生を終えたくない、自分の好きなように生きたいという欲求が大きくなり、現状とのギャップに苦しむこと、とある。

すごく気持ちはわかる。


一方でこんな記事も読んだ。

「管理職になりたくないなら会社を辞めるべき」

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00535/040900012/

business.nikkei.com

なかなか厳しい内容だが、大筋ではその通りだと思う。
とはいえ、評価の低い人は管理職にも選ばれず会社に残り続ける一方で、評価されて管理職になることを求められた人が管理職を受けないなら会社を辞めるべき、というのもおかしい気もする。辞めるなら評価の低い人が先でしょうと。

とはいえ、能力や自分の望む働き方と、会社が求めることに大きなギャップが出てくるなら会社を辞めることは個人的には賛成。でもみんな辞めないんだよね。辞めればいいのに!と声をあげると変な人扱いされたり、あなたはそれで良いでしょうが私は生活できません的なことを言われる。いや、生活はできるでしょう。質が落ちるだけで。

ミドルエイジになると会社に時間を捧げる不自由な生活がだんだん嫌になるし、かといって管理職にならず現場の仕事に静を出していても命令される一方の立場になって嫌になるし、管理職になれない評価の低い人は居座り続けてダメになって仕事量も少なくなっていくし、じゃあ管理職になるかというと自分の生活を捧げる部分が多くなりすぎて嫌になるし。

さて、どうしたものか。嫌になって毎日が楽しくなくなるなら、やっぱり辞めたほうがよいということなのだろうか?

 

とりあえず、わたくしKajinoは会社を辞める予定であり、新天地にいけば、またしばらく考える時間をもらえると思っている。
新天地が管理職になってもいいと思える環境ならなるし、そうでないなら辞めてセミリタイアするなりフリーランスになるなりすれば良いかなと。選択肢が多いのは幸せだ。